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出前館の振込手数料が無料化|2026年1月施行『取適法』で配達員の受取額はどう変わる?【2026年8月】

出前館
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出前館の配達パートナーへの報酬振込にかかる手数料が、2026年1月から無料になったことをご存じでしょうか。これまで三井住友銀行以外の口座を使っていた配達パートナーは、振込のたびに手数料を負担していました。

この変更は出前館が独自の判断で決めたものではなく、法律の改正が背景にあります。本記事では、変更の内容と、その裏側にある法律、そして他社の状況について解説します。日頃から報酬の受け取り方に関心がある配達パートナーの人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

出前館で何が変わったのか|振込手数料の無料化

スマートフォンで銀行振込アプリを操作する様子のイメージ

これまで出前館の配達パートナーは、報酬の振込先として三井住友銀行以外の金融機関を選んでいる場合、振込のたびに手数料を負担する必要がありました。2026年1月1日以降は、この手数料を出前館側が負担する形に変更されています。

1回あたりの手数料は220円程度とされており、日常的に稼働している配達パートナーであれば、年間で数千円規模の負担軽減につながる計算になります。報酬の振込日や仕組みについては、当サイトの別記事でも詳しく解説しています。

変更前は、振込先の金融機関によって手数料の有無が分かれており、同じ働き方をしていても振込先次第で手取り額に差が出る状況でした。今回の改定により、振込先の金融機関を気にせず報酬を受け取れるようになった点は、配達パートナーにとって分かりやすいメリットといえます。

なぜ無料になったのか|2026年1月施行「取適法」の存在

契約書に署名するビジネスシーンのイメージ

今回の変更の背景にあるのが、2026年1月1日に施行された「中小受託取引適正化法」、通称「取適法」です。これは従来の下請法を改正した法律で、企業が個人事業主などに業務を委託する際のルールを定めています。

取適法では、合意の有無にかかわらず、委託を受ける側(受託事業者)に振込手数料を負担させることを禁止しています。配達パートナーのような個人事業主として業務を請け負う働き方も、この法律の対象に含まれると考えられます。

つまり、出前館の手数料無料化は、企業側の善意というより、法律で定められた義務に対応した結果です。同様の対応は、他の業界でも今後広がっていく可能性があります。

配達パートナーは、出前館やUber Eatsと業務委託契約を結ぶ個人事業主です。労働基準法で保護される立場ではなく、取適法のような取引の適正化を目的とした法律の対象になります。

取適法によるその他の変更点

取適法による変更は、振込手数料だけにとどまりません。代金の決定にあたって、発注する側が一方的に金額を決めるのではなく、受託事業者とあらかじめ協議することも義務付けられています。

また、支払い手段についても見直しが行われ、紙の約束手形や小切手による支払いは2027年3月末までに廃止される予定です。フードデリバリー業界に限らず、個人事業主として業務を請け負うさまざまな働き方に影響する制度改正だといえます。

適用対象が拡大されたことにも注目

取適法では、従来の下請法よりも適用対象が広がっています。従業員数を基準に対象事業者を判断する規定が加わり、より幅広い委託取引が法律の対象に含まれるようになりました。

これにより、これまで下請法の対象外だった規模の企業が個人事業主に業務委託するケースでも、代金の決定方法や支払い条件について、法律にもとづくルールが適用されるようになっています。

フードデリバリー各社は、多くの個人事業主に業務を委託する事業モデルであるため、こうした制度改正の影響を受けやすい業界のひとつだと考えられます。

Uber Eats・ロケットナウはどうなる?

複数のフードデリバリーアプリを見比べるスマートフォンのイメージ

取適法は、個人事業主に業務を委託する事業者全般を対象とした法律です。今後、Uber Eatsやロケットナウなども同様の対応が求められる可能性があります。

そのため、各公式サイトなどで、状況を確認するのがおすすめ。アプリ内の「お知らせ」や「ヘルプ」ページ、報酬の入金明細に記載されている項目を見てみましょう。

配達パートナーとして確認しておきたいポイント

報酬の入金明細をスマートフォンで確認する様子のイメージ
  • 自分が振込先に指定している金融機関で、手数料が引かれていたかを確認する
  • 報酬の入金明細で、実際に手数料が控除されていないか確認する
  • 複数社を掛け持ちしている場合は、各社の対応状況を個別に確認する

振込手数料は、確定申告をする際に経費として計上できる項目のひとつでした。手数料が発生しなくなることで、経費として計上できる金額も変わります。

また、複数のサービスを掛け持ちしている場合、それぞれの報酬体系や手数料の違いを把握しておくことも重要。掛け持ちの考え方については、当サイトの別記事で詳しく解説しています。

れっくす
れっくす

手数料って小さい金額に見えて、積み重なると意外とばかにならないんだよね。法律で決まったこととはいえ、自分の受け取り明細をちゃんとチェックする習慣は、この機会につけておくといいと思うよ。

よくある質問

Q
取適法は出前館だけに適用される法律ですか?
A

いいえ。中小受託事業者に業務を委託する事業者全般を対象とした法律であり、フードデリバリー業界に限定されたものではありません。

Q
これまで引かれていた振込手数料は返金されますか?
A

本記事執筆時点で、過去に負担した手数料の返金についての案内は確認できていません。詳細はアプリ内のお知らせや公式サポートで確認してください。

Q
三井住友銀行の口座を使っている場合も対象になりますか?
A

三井住友銀行の口座は従来から振込手数料がかからない扱いだったとされています。今回の変更は、主に他行を利用している配達パートナーに関わる内容です。

Q
他のフードデリバリーサービスでも同様の変更はありますか?
A

取適法の対象は広範囲にわたるため、今後同様の対応が広がる可能性はありますが、本記事執筆時点で他社の具体的な対応は確認できていません。

まとめ

出前館は2026年1月から、配達パートナーへの報酬振込にかかる手数料を負担する形に変更しました。この変更は、同時期に施行された取適法という法律への対応が背景にあります。

取適法はフードデリバリー業界に限定された法律ではないため、他社でも同様の対応が広がる可能性があります。自分が利用しているサービスの振込明細を確認し、手数料が適切に扱われているかチェックする習慣をつけておきましょう。

制度改正の内容は複雑に見えますが、要点は「委託される側が不利な条件を押しつけられないようにする」というシンプルなものです。振込明細を見直すことをきっかけに、自分の働き方に関わる制度にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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