Uber Eats(ウーバーイーツ)のバイク配達を始めるにあたり、スマホホルダー選びで迷っている方は多いのではないでしょうか。
スマホホルダーは、配達効率を上げるための便利グッズではありません。走行中にスマホを手に持つ行為は道路交通法違反であり、「つけるかどうか」を迷うアイテムではないのです。
一方、「結局どれが自分に合うのか」と購入前に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、スマホホルダーの選び方をご紹介。おすすめ商品5選や正しい取り付け方、法律上の注意点まで、まとめて解説します。
Uber Eatsのバイク配達にスマホホルダーは必須?

スマホホルダーなしで配達するリスクとは
バイクで配達中、スマホを手に持って地図を確認する行為は「ながらスマホ」にあたります。
バイク(原動機付自転車含む)で運転中に携帯電話を使用すると、携帯電話使用等(保持)として違反点数3点で、反則金は二輪車が1万5,000円、原付車が1万2,000円です。交通の危険を生じさせた場合は違反点数6点となり、反則金の適用はなく刑事罰の対象です(出典:警察庁「やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用」)。
走行中にスマホを手に持つと、事故を起こすリスクが高まります。また、落としてしまうと、配達アプリが使えなくなることも。修理・交換のコストを考えると、経済的なダメージも無視できません。
スマホホルダーがあれば、お届け先の情報や地図などが視線の動きだけで確認できます。加えて、手元での操作が減るため、前方への注意も保ちやすくなります。

自分と周囲の安全を守る意味でも、スマホホルダーは必要不可欠なアイテムです。
バイクで配達する配達パートナーがスマホホルダーに求める3つの条件
バイクで配達を行うと、1日にバイクホルダーからスマホを何回も着脱します。そのため、一般のライダーと配達パートナーとでは、スマホホルダーに求めるスペックが大きく異なります。
配達パートナーが重視したいポイントは、下記の3つです。
・着脱性
・保持力
・雨天対応
1つ目は「ワンタッチでの着脱性」です。
料理を受け取ったり、注文者に料理をお渡ししたりするたびにスマホを外すため、着脱に手間がかかると1件あたりの配達時間が伸びてしまいます。
片手やグローブ着用のままでも着脱できるのが理想です。
2つ目は「バイク走行に耐えられる保持力」です。
原付バイク(125cc以下)の振動は自転車よりも大きいため、固定力の弱いホルダーだと、走行中にスマホがズレたり落下したりしてしまう可能性があります。
3つ目は「雨天対応」です。
雨の日も配達するなら、防水対応かどうかの確認は、購入前に必ずしておきましょう。
スマホホルダーを選ぶ前に確認すべきポイント
スマホホルダーは、バイクの形状によっては取り付けられないことがあります。購入前に、下記3点を確認しておきましょう。
・ハンドル径
・スマホのサイズ
・取り付けスペース
最初に確認したいのが「ハンドル径」です。
ハンドル径は車種によって異なるため、事前にメジャーで測っておくと安心です。ハンドル径が合わない場合、取り付け自体ができません。
次に「スマホのサイズ」です。
スマホのサイズが、ホルダーの対応範囲に収まるか確認しましょう。ケースを付けていると、スマホホルダーに取り付けられないことがあるため、注意が必要です。
最後に「取り付けスペース」の確認です。
ハンドルまわりにUSB電源やアクセサリーを付けている場合、スマホホルダーが干渉してしまうことがあります。スペースが足りなければ、ミラーマウント対応モデルも選択肢に入れておきましょう。
スマホホルダーとあわせて揃えておきたい配達グッズについては、当サイトの別記事「ウーバーイーツのおすすめバッグ4選|失敗しない選び方とは?」でも詳しく紹介しています。
Uber Eatsのバイク用スマホホルダーの選び方

固定方式で選ぶ(クランプ式・ケース一体型・ポーチ型)
スマホホルダーの固定方式は、下記の3種類に分けられます。
・クランプ式
・ケース一体型
・ポーチ(袋)型
「クランプ式」は、アームでスマホの四辺を挟み込むのが特徴です。スマホの種類を選ばず、汎用性が高いのがメリット。ただし、グローブ着用時は、着脱に慣れが必要なモデルもあります。
「ケース一体型」は、専用ケースをスマホに装着し、ホルダー本体にワンタッチで固定するのが特徴。着脱しやすく、走行中のガタつきも出にくいのが魅力です。
「ポーチ(袋)型」は、スマホを透明な袋に入れて保護するのが特徴です。防水性が高いものの、熱がこもりやすいことや、タッチ操作の反応が落ちやすい点には注意が必要です。
振動吸収性で選ぶ(バイク走行時の振動からスマホを守る)
Appleは、公式サポートページで、高出力・大排気量のエンジンを搭載したオートバイにiPhoneを取り付けることは推奨しないとしています。エンジンの振動がハンドルなどを通じて伝わるためです。
影響を受けるのは、光学式手ぶれ補正(OIS)とクローズドループ方式のオートフォーカス(AF)です。高い振幅の振動を長時間受けると性能が低下し、写真や動画の画質が落ちるおそれがあると案内されています。
配達パートナーはバイクに乗る機会が多いため、スマホが振動を受けやすい環境にあります。事前の対策を考えておきましょう。
スマホを守るためにも「防振機能付きのスマホホルダー」を選びましょう。振動を和らげるダンパーを内蔵したモデルや、別売りのダンパーを追加できるモデルがあります。

コストを抑えたい場合は、配達専用のスマホを用意するのもひとつの手です。
防水性で選ぶ(雨の日も安心して配達するために)
雨の日にスマホが濡れて操作できなくなると、リクエストを取り逃がしてしまうので注意が必要です。
防水性の高いスマホホルダーを選ぶことは、雨稼働の収益を確保することに直結します。防水性の基準として、まず確認したいのが「IP規格」の数値です。
防水の程度は、「IP66」のようなIP規格の等級で表されます。商品に「防水」とだけ記載されている場合は、具体的な等級を確認するようにしましょう。
取り付け場所で選ぶ(ハンドルバー・ミラーステー)
スマホホルダーの取り付け場所は、主に「ハンドルバー」と「ミラーステー」の2か所があります。
ハンドルバーへの取り付けは、最も一般的な方法です。スピードメーターに近い位置にスマホを固定できるのが特徴。視線移動が少なく、スマホの画面が安全に確認できます。ただし、USB電源やアクセサリーを付けている場合、スペース不足で取り付けできないことがあるので注意が必要です。
ミラーステーに取り付けるモデルは、ハンドルのスペースを圧迫しないのがポイント。ハンドルが狭いバイクへの取り付けにおすすめです。

取り付け場所を決めてからスマホホルダーを探すと失敗しませんよ。
Uber Eatsのバイク配達におすすめのスマホホルダー5選
【振動対策重視】QUAD LOCK ハンドルバーマウント PRO
振動対策を重視したい方には、QUAD LOCKのハンドルバーマウントPROがおすすめです。QUAD LOCKの公式ストアでは、マウントを選ぶときに、振動ダンパー(Vibration Dampener)をあわせて選べるようになっています。
Appleは公式サポートページで、排気量の小さいバイクや電動バイクでも防振マウントの使用をすすめています。振動ダンパーをあわせて選べる点が、このモデルを選ぶ理由です。
- 別売りの振動ダンパーを追加できる
- マウントと一緒に選べるため、組み合わせを迷いにくい
- 振動ダンパーは、マウントとは別に選ぶ必要がある
- スマホの取り付け方法は、購入前にストアで確認が必要
【防水重視】TOPEAK スマートフォン ドライバッグ
雨の日の配達には、TOPEAKの『ドライバッグ』がおすすめです。スマホを袋に入れて使う、ポーチ(袋)型のホルダーです。
前の章で紹介したとおり、ポーチ型は防水性が高い一方で、熱がこもりやすく、タッチ操作の反応が落ちやすい点に注意が必要です。雨の日の配達を重視する人に向いています。
防水の程度や対応するスマホのサイズは、購入前に商品ページで確認しましょう。
- ポーチ型で、雨の日に使いやすい
- スマホを袋ごと固定できる
- タッチ操作の反応が落ちやすい
- 夏場に熱がこもりやすい
【着脱しやすい】Kaedear クイックホールド(KDR-M11C)
着脱のしやすさを重視する方に紹介したいのが、Kaedearのクイックホールド『KDR-M11C』です。
スマホを置くとホールドし、両脇のリリースレバーを握ると開く設計が特徴です(メーカーの製品ページ)。
素材は、アルミニウム合金(マウント)とポリカーボネート、ABSです。
なお、六角レンチと径変換アタッチメント(12/22/25.4mm)がセットに含まれているため、届いたその日に取り付けられるのもポイント(メーカーの製品ページ)。配達を始めたばかりの初心者にもおすすめです。
ただし、メーカーの製品ページでは、iPhone 15・14やPixel 7・6(カメラの突き出し)、京セラ Torque(厚手)、Sony Xperia(縦長)が非対応機種とされています。購入前に必ず確認しておきましょう。
- 置くとすぐにホールドし、レバーを握ると外せる
- 径変換アタッチメントと六角レンチが付属
- 初心者にもおすすめ
- 一部のスマホに対応していない
【充電しながら使える】Kaedear ビートル QI USB(KDR-M14A)
配達中にスマホのバッテリーが切れてしまうと、せっかくのリクエストを取り逃がしてしまいます。ナビアプリと配達アプリを同時に起動する配達パートナーにとって、充電できるスマホホルダーは「あると便利」ではなく「ないと困る」アイテムです。
KDR-M14Aは、スマホを置くだけでワイヤレス充電できるのが特徴。ケーブルを抜き差しする必要がなく、使いやすいのが魅力です。加えて、IP66の防水に対応しています(メーカーの製品ページ)。
対応するスマホの厚さは15mm以下です。非対応機種として、iPhone 15シリーズ(カメラの突き出し)、Xperia、AQUOS(Qi充電の位置が中央にない)が挙げられています。
ただし、金属製・磁気を含むスマホケースを付けていると充電できない点には注意が必要。
- 置くだけでスマホが充電できる
- IP66の防水性
- 磁気を持つケースを付けると充電できない
- 一部のスマホが充電に対応していない
【振動吸収】Kaedear バイク用スマホホルダー(KDR-M28)
振動対策を重視したい方には、Kaedearのバイク用スマホホルダー『KDR-M28』もおすすめです。メーカーの製品ページでは、エアーキャップで振動を吸収し、スマホの手振れ補正機能の破損リスクを軽減する設計と案内されています。
同じページでは、厳しい環境でも長く使えることを目指した設計で、金属製のギアを使っていると説明されています。
重量は374gです。ほかのモデルとあわせて、ハンドルまわりに付けたときの重さを比べてから選びましょう。
- エアーキャップで振動を吸収する設計
- 手振れ補正機能の破損リスクを軽減するとされている
- 金属製のギアを採用
- 重量は374gで、購入前にほかのモデルとの比較が必要
スマホホルダーに関するよくある疑問と注意点

スマホホルダーを使うと本当にスマホが壊れる?振動問題を解説
Appleは公式サポートページで、高出力・大排気量のエンジンを搭載したオートバイにiPhoneを取り付けることは推奨しないとしています。問題となるのは、カメラの「光学式手ぶれ補正(OIS)」と「オートフォーカス(AF)」です。
エンジンの高い振幅の振動を長時間受けると、これらの性能が低下し、写真や動画の画質が落ちるおそれがあるとされています。
また、排気量の小さいバイクや電動バイクでも、防振マウントを使うことが勧められています。バイクに乗る機会の多い配達パートナーだからこそ、振動には気を配らないとなりません。
スマホホルダーの取り付け方・正しいセッティング方法
スマホホルダーの取り付けは、手順よりも「事前確認」が重要です。スマホホルダーを購入する前に、ハンドル径や取り付けスペース、工具の有無を必ず確認しておきましょう。
スマホホルダー本体は、ハンドルバーのクランプ部にU字ボルトを通し、付属の六角レンチで均等に締め付けて固定するのが一般的。手で揺らして動かない程度を目安にしましょう。
なお、取り付け位置は、メーターを見るときの視線をさえぎらない場所を選びましょう。スマホの画面が見やすい角度に調整し、太陽光で画面が見づらくならないようにしておくと安心です。
また、取り付け後は、本体がグラつかないかを確認しましょう。ネジのゆるみは、配達の前に目で見て確かめておくと安心です。
スマホホルダー使用時に気をつけたい法律・マナーのポイント
スマホホルダーをバイクに取り付けること自体は違反にはなりません。しかし、走行中にスマホを操作する、画面を注視する行為は違反の対象になります。
警察庁のページでは、運転中の携帯電話使用等の罰則として、「保持」は違反点数3点・反則金(二輪車1万5,000円、原付車1万2,000円)、「交通の危険」を生じさせた場合は違反点数6点で反則金の適用はなく、1年以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金とされています。
ルートの確認は、停車中に行う習慣をつけましょう。
スマホホルダー以外の装備品についても公式ルール上のポイントがあります。当サイトの別記事「ウーバーイーツはバッグなしでも配達できる?」では、バッグの公式ルールと代用品について解説しています。
スマホホルダーで、効率よく配達しよう!
スマホホルダーは、配達の安全性と効率を左右する重要なアイテムのひとつです。選ぶ際は「固定方式・振動吸収・防水性・取り付け場所」の4つを基準にしましょう。
なお、どのモデルを選ぶ場合でも、取り付け後の定期点検は重要。また、走行中はスマホを注視したり操作したりしないようにしましょう。
本記事を参考に、ぜひお気に入りのスマホホルダーを手に入れてみてください。


