Uber Eats・出前館・ロケットナウで稼働する際、気になるのが「保険」です。事故やケガのとき、どこまでカバーしてくれるのか把握しないまま稼働している人も多いのではないでしょうか。
実は3社を比べると、保険・補償の範囲には構造的な違いが。本記事では、3社の保険制度の違いと、任意保険で備えておきたいポイントを整理します。
3社で保険・補償の「範囲」が違う

Uber Eatsには、対人対物と自分の怪我の両方をカバーする保険が自動付帯するとされています。一方、出前館は、自分の怪我のみが対象。ロケットナウにいたっては、配達パートナー向けの保険プログラム自体が用意されていないと報告されています。
「配達中、他人に怪我をさせてしまったらどうなるか」という視点で見ると、3社の差は大きなものです。ここから、それぞれの制度を詳しく見ていきましょう。
Uber Eats:対人対物・傷害まで自動付帯とされる保険
配達パートナー向け情報サイトの報告によると、Uber Eatsでは業務委託契約を結んだ時点で、追加の手続きや費用なしに事故保険が自動的に適用されるとされています。
補償の内容
- 対人対物補償: 配達中に他人を死傷させた、または物を壊してしまった場合の賠償責任をカバー
- 傷害補償: 配達パートナー自身が配達中にケガをした場合、治療費や入院費などの見舞金を補償
- 医療費は最大25万円程度、入院は1日あたり7500円程度の見舞金が出るとされている
後遺障害が残った場合や、万が一の際の見舞金についても制度があると報告されています。具体的な金額・条件は変更される可能性があるため、最新の内容はUber Eatsの配達パートナー向けサポートページで確認することをおすすめします。
「配達中」の定義に注意
この保険が適用されるのは、あくまで「配達中」の事故に限られるとされています。自宅から稼働エリアへ向かう移動中や、注文を待っている待機中は対象外になる場合があると報告されており、稼働時間全体をカバーするものではない点に注意が必要です。
出前館:自分の怪我はカバー、他人への賠償は任意保険頼み

出前館には「傷害見舞金」という制度があるとされています。配達中の事故で配達パートナー自身がケガをした場合、治療費や、就業できない期間に応じた見舞金が支払われる仕組みです。
ただし、この見舞金制度でカバーされるのは自分自身のケガのみで、対人対物の賠償責任は対象外とされています。出前館が登録時に任意保険への加入を求めているのは、この部分を配達パートナー自身の保険で補う必要があるためだと考えられます。
つまり出前館で稼働する場合、対人対物のリスクに対しては、自分で加入する任意保険が実質的な頼みの綱になるといえそうです。
ロケットナウ:保険プログラムなし、備えは任意保険が前提
配達パートナー向け情報サイトの複数の報告によると、ロケットナウにはUber Eatsや出前館のような会社独自の保険・補償プログラムが用意されていないとされています。
そのため、事故やケガへの備えは、配達パートナー自身が任意で加入する保険にほぼ全面的に依存。ロケットナウで稼働する、あるいは掛け持ちのひとつとして検討している場合は、他社以上に任意保険の内容を意識しておく必要がありそうです。
複数社を掛け持ちする配達パートナーが気をつけたいこと

掛け持ちしている場合、稼働アプリによって保険の適用範囲が変わる点に注意が必要です。
- 今どのサービスの配達中かによって、補償範囲が変わることを理解しておく
- 対人対物までカバーする任意保険に加入しているか、一度見直してみる
- 稼働時間全体ではなく「配達中」に限定される点を踏まえ、移動時間の備えも検討する
評価制度やアカウントリスクと同様、保険の適用範囲も各社で扱いが異なるポイントのひとつです。なお、3社のキャンセル率の扱いについては、当サイトの別記事で紹介しています。
任意保険を選ぶときのチェックポイント
任意保険を選ぶ際、加入前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。
- 対人対物補償の上限額が、業務中の事故に見合う金額に設定されているか
- 「配達業務中」だけでなく、待機中やエリア間の移動中も補償対象に含まれるか
- 自転車・原付バイクなど、実際に使う車両の種類に対応した商品か
- 示談交渉サービスなど、事故発生後のサポート体制が含まれているか
会社側の保険と任意保険の内容が重なっている部分もあれば、どちらでもカバーされない内容もあります。契約前に補償対象を見比べておくと、いざというときに慌てずに済みます。
なお、保険料や補償内容は商品によって幅があります。複数の保険を比較しましょう。

「保険があるから大丈夫」と思っていても、対人対物までカバーされているかどうかはサービスごとに違うんだね。任意保険の補償範囲、一度自分の目で確認しておくと安心できそうだよ。
よくある質問
- QUber Eatsの事故保険は自分で加入手続きが必要ですか?
- A
配達パートナー向け情報サイトの報告によると、業務委託契約を結んだ時点で自動的に適用されるとされており、追加の加入手続きは不要とされています。詳細は公式のサポートページでご確認ください。
- Q出前館の任意保険加入は義務ですか?
- A
登録時に任意保険への加入を求められます。対人対物の賠償責任は出前館の見舞金制度では対象外とされているため、実質的に必須と考えておいたほうがよさそうです。
- Qロケットナウで稼働する場合、保険はどうすればいいですか?
- A
会社独自の保険プログラムがないとされているため、配達パートナー自身で任意保険に加入し、対人対物・傷害の両方をカバーできるか確認しておくことをおすすめします。
- Q「配達中」に含まれる範囲はどこまでですか?
- A
各社とも、注文を受けてから配達を完了するまでの時間が目安とされていますが、待機中やエリア間の移動中は対象外になる場合があると報告されています。正確な範囲は各社の公式ページでご確認ください。
まとめ
Uber Eats・出前館・ロケットナウの保険・補償制度は、対人対物までカバーするかどうかで大きく違います。とく出前館とロケットナウで稼働する場合、任意保険の補償範囲をしっかり確認しておくのがおすすめです。
なお、「配達中」という適用範囲の限定は、3社に共通する注意点です。移動時間や待機中のリスクも踏まえたうえで、自分に合った任意保険を選びましょう。



